ボジョレーヌーボで恥をかく人と男の格をあげる人の違いって?!

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今年もボジョレーヌーボの解禁の季節がやってきました。ボジョレーヌーボの解禁日は毎年11月の第三木曜日2017年の解禁日は1116です。

日本で盛り上がるボジョレーヌーボの解禁ですが、実はボジョレーヌーボをよく知らずにはしゃいでしまい、評価を格下げされる残念な男性がいるようです。

そんな方のために、れだけおさえておけば格が上がるボジョレーヌーボの知識をまとめました。

また、最後にはソムリエがおすすめする今年のボジョレーヌーボも紹介します。

これまでボジョレーヌーボに興味がなかった方も、ぜひこの機会にボジョレーヌーボに興味をもってみてください。男の格上げ間違いなしです。

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ボジョレーヌーボの正しい発音

(画像提供元:photoAC)

ボジョレーヌーボについてお話する前に、ボジョレーヌーボの正しい呼び方を整理しておきますね。

ボジョレーヌーボはフランス語で、Beaujolais nouveauと書きます。これを日本語で表現すると……

  • ボジョレーヌーボー
  • ボジョレー・ヌーヴォー
  • ボージョレーヌーボー

などなど、どれを使っていいか迷いますよね。

調べてみたところ……

ソムリエ協会:ボージョレ

テレビ:ボジョレー

雑誌は:ボジョレ

と使い分けをされているといわれていますが、ソムリエ協会のホームページ内のイベント名でもボジョレーで表記している場合もあり、結果的にどれでも良いようです。

機械(machine)のマシンとマシーンの違いと同じで、正解はないんですね。

「ヌーヴォー」と「ヌーボ」も同じ、正解はありません。ですので、本記事ではボジョレーヌーボで統一して解説を進めます。

どうしても気になる方はGoogle翻訳のフランス語で「Beaujolais nouveau」の発音を聞いてみてください。

Google翻訳はこちら

ボジョレーヌーボは試飲酒です

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ボジョレーとはフランスの南東部にあるブルゴーニュ地方にある地区の名前。リヨンからは車で50分ほどの場所にあります。


▲地図の中心はボジョレーのボージュ地区を示しています。

ボジョレーは、昼は暖かく夜に冷え込む気候と石灰粘土層の土壌の丘陵地。ガメイという品種のブドウ栽培にすごく適した場所なんです。

そこで栽培されたブドウから作られたワインがボジョレーワイン。

さらに、ヌーボには新しいという意味があって、ボジョレーワインの中でも、その年に収穫してすぐに作られた新しいワインがボジョレーヌーボなんですね。

ボジョレーヌーボの本来の目的は、収穫を祝ったり、その年に収穫されたブドウの出来栄えを確かめたりする試飲のためのワイン。

ワインを販売する業者が、ボジョレーワインをどれだけ購入するかを検討するために作られたのがボジョレーヌーボなんです。

一般のワインは収穫したブドウを砕いてじっくりと発酵させるのに対し、ボジョレーヌーボはサクッと短期間で発酵しないといけません。

なので、ボジョレーヌーボを作るときは、ブドウ砕かずそのままタンクにどーんと詰めて、果汁から出る炭酸ガスで急速に発酵させるんです。

(炭酸ガスは人為的に封入する場合もあります)

そのため、一般的なワインに比べて味わいが軽くなるのが特徴です。

これらの目的や製法を知らずに、「さすがボジョレー、濃厚で深い味わい」と知ったかぶりをする人は、男の格をさげてしまうことになります。

ちなみに、ボジョレーヌーボは赤ワインとロゼ(淡いピンク)の2種類です。

ボジョレーの近隣で作られたワインのヌーボーに白はありますが、ボジョレーヌーボには白はありません。

ボジョレーヌーボの解禁日

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紆余曲折はありますが、もともとボジョレーヌーボの解禁日はフランスのワインの法律で1115日と定められていたんです。

でも1115日に決めてしまうと、年によっては日曜日になることもあります。

すると、フランスの酒屋やレストランでは日曜日を定休日とするところが多いので、ワインの売れ行きが悪くなるという声があがり、1984年からは11月の第三木曜日にしましょうということになりました。

日本はフランスよりも早く日付が変わるので、世界の中でもいち早くボジョレーヌーボを楽しめるということで盛り上がります。

ただ、日本よりも日付が早く変わるニュージーランドをはじめ、海外では日本ほど盛り上がっていないんです。

最近は日本でも海外で高い評価をうけるワインが造られるようになりましたが、ほかの国々では自国で作られる新酒のワインがあります。

しかもボジョレーヌーボの解禁日よりも早い時期に新酒が飲めるので、ボジョレーヌーボへの関心が日本よりも低いようです。

世界のどこを見てもボジョレーヌーボの解禁に盛り上がるのは、日本くらいではないでしょうか?

ボジョレーヌーボの輸出先の約50%が日本だという事実がそれを物語っていますね。

ボジョレーヌーボのキャッチコピーが秀逸

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日本でボジョレーヌーボを盛り上げているのが、ボジョレーヌーボに付けられる絶妙なキャッチコピー。

イベント大好きな日本人の心をくすぐるようです。

以下は2002年からボジョレーワイン委員会が評価しているキャッチコピーです。さて今年のキャッチコピーはどんなものになるのでしょうか。

2002年「色付きが良く、しっかりとしたボディ」

2003年「並外れて素晴らしい年」

2004年「生産者の実力が表れる年」

2005年「59年や64年、76年のように偉大な年の一つ」

2006年「とてもうまくいった年」

2007年「果実味が豊かでエレガント」

2008年「フルーツ、フルーツ、フルーツ」

2009年「数量は少なく、完璧な品質。桁外れに素晴らしい年」

2010年「果実味豊かで、滑らかでバランスの取れた」

2011年「3年連続で、偉大な品質となった」

2012年「心地よく、偉大な繊細さと複雑味のある香りを持ち合わせた」

2013年「繊細でしっかりとした骨格。美しく複雑なアロマ」

2014年「エレガントで味わい深く、とてもバランスがよい」

2015年「記憶に残る素晴らしい出来栄え」

2016年「エレガントで、魅惑的なワイン」

(出典:wikipedia

ボジョレーヌーボの味の違いはブランドの違い

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ボジョレーヌーボで検索をしてみると、たくさんの種類があるのがわかります。

先ほども少し触れましたが、どのボジョレーヌーボも同じボジョレー地方で栽培される「ガメイ種」というひとつの品種のぶどうから作られています。

なので、ブドウの品種による味の違いはないんです。

ボジョレーヌーボの味の違いはブランドの違い。日本酒でいうと蔵元をイメージするとわかりやすいかもしれません。

蔵元はお酒の製造販売元のことで、日本酒で言えば久保田の朝日酒造、十四代の高木酒造、黒龍の黒龍酒造などの蔵元が有名ですね。

ボジョレーヌーボの有名どころでは、「ジョルジュ デュブッフ」「アンリ・フェッシ」といったブランドがおすすめです。

このブランドのボジョレーヌーボは最後に紹介をするのでお楽しみに。

ボジョレーヌーボには4つのランクがあります

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ボジョレー地方で栽培されたブドウから作られたワインだけがボジョレーと名乗ることができるのですが、その中でも4つのランクに格付けされています。

  1. クリュ
  2. ヴィラージュ
  3. シュペリュール
  4. 表記なし

クリュが最高級で、次いでヴィラージュ、シュベリール、表記なしの順です。最高級のものほど、価格も高くなります。

このランク付けは、ブドウを栽培する村(地区)による違いです。

ガメイ種のブドウの栽培に適しているボジョレー地方ですが、その中でもさらに栽培に最適な土壌(村や地区)があり、格付けをされているんです。

どこを見ればランクがわかるかと言うと、名前でわかります。

「ボジョレー ヴィラージュ ヌーヴォー」というように、ボジョレーとヌーヴォの間にランクが入るので、確認がしやすいですね。

ちなみに、日本で多く販売されるのは、ヴィラージュと表記なしの二つ。

クリュを手に入れるのはとてもむずかしいです。

もしクリュに出会ったときは「ボジョレーヌーボですね」ではなく、「クリュは珍しいですね」と一言付け加えると男の格があがります。

ソムリエがおすすめする2017年に味わうべきボジョレーヌーボ

(画像提供元:pixabay)

ボジョレーヌーボについてのうんちくはここまで。ワインは実際に飲んでみるに限ります。

さきほどご紹介した人気のブランド「ジョルジュ デュブッフ」と「アンリ・フェッシ」からソムリエがおすすめするワインを3本紹介します。

大切な人とボジョレーの丘陵地を思い浮かべながら、今年のブドウの出来栄えを味わってみてください。

ボジョレーの帝王が厳選する1

銘柄:ジョルジュ デュブッフ  ボジョレー・ヴィラージュ ヌーボー  セレクション プリュス 2017

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フランスの都市リヨンで開催されるリヨン・ボジョレー ヌーヴォー ワインコンクールで受賞歴1位を誇るジョルジュ デュブッフのボジョレー・ヴィラージュ ヌーボーです。

ジョルジュ デュブッフというのは人の名前で、ボジョレーヌーボを世界有数の銘酒に押し上げた「ボジョレーの帝王」とよばれる人なんです。

帝王というと怖いイメージがありますが、白髪で知的でダンディーな84歳。男ならこんな歳のとり方をしてみたいと誰もが思うような方です。

ジョルジュ デュブッフさんは、毎日サンプルワインをテイスティング。その数なんと200キュベ(キュベは樽詰めしたワインのこと)。まさにボジョレーの帝王です。

そんなジョルジュ デュブッフさんが厳選した400以上の生産者が造ったのが、今回紹介をするレクション プリュスです。

ガメイ葡萄の果実の味を楽しめる風味が豊かな1本です。

創業122年手摘みと伝統製法で造る銘酒

銘柄:アンリ・フェッシ ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー ヴィエイユ・ヴィーニュ 2017

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フランス最大のボジョレーヌーボのコンクールで2年連続受賞する経験を持つ「アンリ・フェッシ」からおすすめの1本目です。

「アンリ・フェッシ」をおすすめする理由は、そのこだわりです。

創業は1888年。以来122年の間、ブドウを手摘みで収穫し、伝統的な醸造方法でワインを造り続けています。

「アンリ・フェッシ」はフランスの居酒屋、高級ホテルやレストランでも人気が高く、世界中にその名が広がっています。

紹介をするヴィエイユ・ヴィーニュは、自社で栽培する50年以上の樹齢を持つ木から厳選された完熟のブドウだけを使用した貴重なワイン。

スパイシーで濃いブドウの上品な味わいを楽しみたい方にはぜひ飲んでいただきたい1本です。

クリュの地区にあるシャトーで造られる銘酒

銘柄:アンリ・フェッシ シャトー・デ・レイシエール ヴィラージュ・ヌーボー 2017

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アンリ・フェッシからおすすめの2本目。

ヴィラージュよりもさらにランクの高いクリュ・デュ・ボジョレーのひとつ、レニエ村にある自社のシャトーで造られるプレミア感の高いボジョレー・ヌーボーです。

マイルドな渋みが舌に長く残るため、のどを通った後もワインを長く味わうことができます。

優雅な気持ちに浸りたい方には、爽やかな酸味と香りのあるこちらのワインをおすすめします。

まとめ

(画像提供元:pixabay)

解禁日が間近に迫るボジョレーヌーボについて最低限しておくべき知識について解説してきました。

ワインやお酒は楽しく飲むのが一番なんですが、ボジョレーヌーボの最低限の知識を持っておけば、周りからの評価もあがり、男の格が上げることができます。

また知識を深めることで、ワインの味わいも全く違ったものになるはずです。

これまでボジョレーヌーボに興味のなかった方は、ぜひこの機会に大切な人とボジョレーヌーボの栓を開けてみてください。

ブルゴーニュの風が男の格を高めてくれるはずです。

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