老後の不安を解消!貯蓄に活かせる会計知識

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先行きが不透明な昨今の日本社会。どんな大企業でも倒産しないという保障はなく、年金もあまり頼りにはなりません。体を壊して働けなくなる危険性もあり、不安は募るばかりです。

そんな時に、間違いなく役に立つのは貯金でしょう。ただでさえ生活費に子供の教育費に、生きていくにはお金がかかるもの。今回は会計・経理の知識を活かした、効率的な貯金の殖やし方をご紹介していきます。

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収支を把握して無駄を省く

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貯金するために支出を削減する

貯金をするためにはまずお金の余裕がなくてはいけません。収入と支出が同じ、もしくは支出が多いようでは、いつまでたっても貯金をするどころかむしろ減らしていくばかりです。

もちろん収入を増やすことができれば理想的ですが、一般的なサラリーマンが収入を増やそうと思えば昇進したり、なにか大きな成果を収めたりする必要があり、すぐにどうこうできるものではありません。

副業をしたくても日本の企業の多くは副業を禁止しているため、やりたくてもやれない人がほとんどでしょう。

そうなれば、やるべきことはまず支出を抑えることです。現在の生活費の無駄を抑え、質素倹約に徹することで貯金するための資金をねん出することができます。

とはいえ、普通に生活しているだけだとどこに無駄があるのか、どこの支出をより抑えることができるのかというのはなかなかわかりづらいものです。

過去の偉人に学ぶ

米沢藩藩主上杉鷹山公は先代の浪費で破たん寸前だった米沢藩の財政を立て直したことで江戸時代屈指の名君として知られています。

鷹山公の質素倹約策によって上杉謙信公以来の名門上杉家は救われることとなりましたが、彼が米沢藩再建に乗り出した際に最初に行ったのが「御領地高並御続道一円御元払帳」という帳簿を付けて支出と収入をしっかりと把握することでした。

そこから無駄なもの、より削減できるものを見つけ出し倹約を進めていったのです。

アプリを活用しよう!

家計の収支をしっかりと把握するにはどうすればいいのでしょうか。

基本はやはり家計簿をつけることですが、忙しい日々の中ではついおろそかになりがちです。自動的に記録が残るクレジットカードやデビットカードを使うという手もありますが、スキミングのような犯罪に巻き込まれるのが怖くてカードを使っていないという人もまだまだ多いことでしょう。

そんな人たちにおすすめしたいのがアプリの活用。近年は機能が豊富なものが増えており、手間をかけずに家計を管理することができます。

今最も使われているZaimとマネーフォワードの2つのアプリをご紹介します。

  • Zaim650万人以上の利用者を持ち、メディアでもよく取り上げられているZaim96%の精度を誇るレシート読み取り機能が非常に便利です。また、銀行やクレジットカードを連携すれば、自動的に家計簿が記録される機能もあります。

    なんと約1500の金融機関が対応済み。わざわざ入力しなくても現金支払い以外は自動入力されるお手軽ぶりです。

    外貨の管理にも使うことができ、USドル、ユーロ、人民元など合わせて154貨幣に対応しています。インターフェースも直感的に操作できるもので、はじめて使ったときから迷わずに活用できるでしょう。

  • マネーフォワードマネーフォワードもZaimと同様の機能を持つ家計簿アプリです。利用者数はZaimに少し劣る500万人ですが、こちらもメディア等で多く紹介されており、家計簿アプリの双璧の一角といえます。

    Zaimとの大きな違いは自動連携できる金融機関の数と種類。Zaim1500の金融機関なのに対し、マネーフォワードは2,600以上

    そこには銀行・クレジットカードのみならず、電子マネーやポイントカード、証券口座にFX口座といった資産運用口座に至るまで対応しています。より資産形成に特化したアプリといってよいでしょう。

簿記を勉強しよう!

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簿記とは

簿記とは、一言で言ってしまえば「お金やものの出入りを記録するための方法」です。大きく分けて単式簿記と複式簿記という2種類があります。日常的に家庭でつけられている家計簿などは単式簿記に当たり、資金の収支に重点を置いて記載するのでわかりやすく、子どものおこずかい管理などにも使えるものです。

しかし単純なだけに、適切な経済状態の確認ができないことが多かったことから、より正確かつ公正に記述できる方法として複式簿記が考案され、現在でも広く活用されています。

大企業から中小企業、個人事業主やフリーランスに至るまで、この複式簿記を使って会計情報を管理しています。一般家庭もお金や資産の流れは企業と大差ありません。簿記の知識を身に付けることで、より精度の高い管理をすることができるようになるでしょう。

日商簿記検定について

家庭会計への応用できる基本知識を身に付けるには、日商簿記検定の3を受験するのがよいでしょう。日本商工会議所および各地商工会議所によって主催される日商簿記検定は、1954年に第1回が実施されて以降広く日本中で知られる資格となりました。

就職や転職にも有利な資格とあって、数多くの試験対策クラスやテキストブックが人気を博しています。

簿記3級は日商簿記検定の公式サイトにおいて、下記のように定義されています。

ビジネスパーソンに必須の基礎知識。経理・財務担当以外でも、職種にかかわらず評価する企業が多い。基本的な商業簿記を修得し、経理関連書類の適切な処理や青色申告書類の作成など、初歩的な実務がある程度できる。中小企業や個人商店の経理事務に役立つ。

中小企業や個人商店は規模が小さく、一般家庭と共通するものが多くあります簿記3級で学んだ内容の多くはそのまま応用することができるでしょう。取得のための学習時間目安は約70時間とされています。

11時間ずつ勉強していけば、2カ月と10日。土日は休むとしても3ヶ月半ほどで十分な学力を身に着けることができるはずです。

シビアな企業のコスト削減に学ぶ

社員たちの生活が懸かっている企業のコスト削減は、一般家庭のものよりも合理的でシビアなもの。その知識を身に付ければ家庭の経済にも大きな恩恵を得ることができます。それと同時に、将来出世を志すなら簿記の知識は必須でもあります。簿記を通して企業会計を理解するということは、経営者的な視点を持つということ。経営陣の考えを理解しやすくなり、仕事もしやすくなること請け合いです。

財形貯蓄を活用して貯金を殖やそう

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収支や資産を完璧に把握して無駄を省き、貯金をする余裕ができたとしても、手元にお金があるとついつい使いたくなってしまうものです。そんな人におすすめなのが財形貯蓄。活用すればどんなに意志が弱い人でも簡単に貯金を殖やしていくことができるありがたい制度です。

財形貯蓄とは

財形貯蓄とは、正式には「勤労者財産形成貯蓄制度」という名称の企業の福利厚生の一つです。登録した一定額を毎月の給与やボーナスから天引きというかたちで貯蓄することができます

自分の意思にかかわらず自動的に貯蓄がされていくので、意志の弱い人でも簡単に大きな貯金を作ることができるのです。

財形貯蓄には目的に応じて3つの種類があります。使用用途が限定されず、自由に使える「一般財形貯蓄」、住宅にかかる費用のために貯蓄をする「財形住宅貯蓄」、老後資金を貯めるための「財形年金貯蓄」3種類です。

  • 一般財形貯蓄

    一般財形貯蓄は、
    積立の目的を問わず、一部引き出しや解約などが自由にできる形式の財形貯蓄です。自由度が高いので財形年金貯蓄や財形住宅貯蓄のような税制上の優遇措置がありません。加入年齢にも積立金額にも制限はなく、資金の用途も自由。ただし最初の1年は払い出しすることができません。積立期間は

    3年以上で、複数の金融機関と契約することができます。税金は20371231日まで20.315%の源泉分離課税となっています。

    3
    年以上保有していれば勤務先が指定している他の金融機関への預け替えすることができるほか、転職したとしても退職後2年以内に継続手続きをとれば、転職先の企業で積立を継続することができます。

  • 財形住宅貯蓄財形住宅貯蓄は、住宅の購入・建設・リフォームに必要な資金を貯めることを目的とした財形貯蓄です。貯金額

    550万円までは利子等が非課税となります。ただし、規定の用途以外で資金を引き出す場合にはその優遇措置を受けることができません。

  • 財形年金貯蓄財形年金貯蓄は、60歳以降に年金として受け取るための貯蓄を目的とした財形貯蓄です。財形住宅貯蓄同様貯金額550万円までは利子等が非課税となりますが、こちらも同様に規定の用途以外で資金を引き出す場合にはその優遇措置を受けることができません。

財形貯蓄の注意点

財形貯蓄制度は、勤務先企業が福利厚生の一環として導入していることが利用の条件となります。また、非課税となるのは財形年金と財形住宅の合計で貯蓄残高が550万円までです。それぞれではないことを注意しましょう。

財形貯蓄動画:

まとめ

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アプリを活用して家庭の収支をしっかりと把握し、簿記の知識を身に付けてその精度を高め資金を捻出し、ついでにその知識を出世の糸口にする。

捻出した資金は財形を活用して手元におかず、給与天引きで自動的に貯金を積み上げる。このフローに従っていけば必ず高額の貯金を築き上げることができるはずです。少しの努力で大きな成果を得るために、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

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